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どうも、ゆたか農園管理人のみっくんです!
ゆたか農園は1週間ほど前に梅雨入りして、
毎日雨がつづいています。
さつまいも畑での仕事は天気とにらめっこ中で、
きゅうりのハウスの中できゅうりたちと戯れています✨
あなたは、
黒いビニールが張られた細長い盛り土が
何本も立ててある畑を見たことはありますか?
その盛り土のことを「うね」といいます。
そのうねは、どうやって立てていると思います?
「そりゃ~機械を使ってるんでしょ?」
「あれよ、あれ。トラクターで!」
その通りです♪
そのトラクターどんなふうにしてうねを立てていくのか、
間近で見たことはあるでしょうか。
僕はこれを見るのが、
この仕事をはじめてから大好きになりました✨
見ててあきない!
その様子を、
・うねを立てるのに使う道具
・うねを立てる理由
を含めて、お話しします^^/
では、さっそく行きましょう!
目次
ゆたか農園は例年、住宅街の一角なども含めて、
平地の畑にさつまいもを植えていました。
ですが今年の畑は、なんと山の中!?
しかもけっこう登るんです。
その道中の景色がめちゃくちゃきれいで!
快晴の日には、その道を通るのが毎回の僕の楽しみです✨
その景色がこちら!
どうですか?
山に囲まれた中に、田んぼと畑が整然とならんでいる。
直接見ると、圧巻でほんとにきれいです。
心が洗われます。
この道を通って登りきった先に、
ゆたか農園のさつまいも畑はあります。
さて、畑に着きました。
マジで山の中ですw
この畑、
段々畑のようになっていて、
大小合わせて10枚の畑があります。
先に到着していたお母さんが作業をしてくれていました。
今見えている黒く長く伸びているのが、
今回の作業でつくっていく「うね」です!
では、
そのうねを立てていく様子をご覧ください!。。。
の前に、使う道具についてお話しておきます^^
うねを立てるのに一番使う道具は、もちろんトラクター!
なんですけど、トラクターに装備してこれまた一番使うのが、
うねを覆っている黒いビニールです。
マルチ、と呼んでいます。
今回使うマルチは黒なので「黒マルチ」です。
こちらがまだ未開封の黒マルチ。
・厚さ0.02mm
・縦120cm
・長さ400m
・両面印刷
いろいろと書かれています。
長さ、400mもあるんですよ!?
高校や陸上競技場などの400mグラウンド1周分です。
縦(幅)も120cmで、僕のむねあたりまであります。
ちなみに重さは、1本で約10kg!!
けっこう重いんですw
で、
この黒マルチとトラクターをつかってうねを立てていくわけですが、
後ろに見えているのがさっき立てばかりのうねです。
これだけですでに1本(400m)使いきってます。
この畑はまだ倍以上空いてるw
うねとうねの間はできるだけ狭くするので、
その分往復回数も増えます。
この畑だけで1km以上、黒マルチを張ることになりますね。
がんばります^^q
では、今度はトラクターを見に行きましょうか!
黒マルチがどんなふうに取りつけてあるのか、お見せします♪
こちらがゆたか農園の畑を走り回ってくれる愛車♡
僕はこの青いボディが好きなんですよね~。
ちなみにかなり年期ものですw
このトラクターの後ろの方に、
黒マルチは取りつけてあります。
正面から見るとこんな感じ。
なくなったら取り換え、
なくなったら取り換え、、、
というふうに、
ひたすら繰り返してうねを立てていきます。
マルチと地面の隙間を埋めるように、
パッキンのついた車輪をかませて固定するんです。
そのまま運転して引っ張るとうねが立っていく。
そんなイメージです。
というわけで。
前置きがながくなりましたが、
トラクターでうねを立てていく様子を
ご覧いただきましょう!
といっても、
ここからは動画を見た方が臨場感がある!!w
以下からご覧ください^^/
ざっと書いておくと、
トラクターが前進すると、
土を盛り上げながら同時にマルチもかぶっていきます。
ぴーーーんと張られているのが見てわかると思います。
これがね~、十分な土があってきれいに盛り上がると、
気持ちいいんですよぉ。。
ちなみに土を盛り上げていくのはロータリーの役目。
ついている刃が回って土をほぐしてくれて、
それが盛り土として後ろに出ていきます。
その上にマルチがかぶさるんです。
整然とうねを立てていくトラクターの姿は、
かっこいい!✨
では、ここで質問です!
「うねは何のために立てるんでしょう」
ここからは、うねを立てる理由をお話しします!
うねを立てる理由は主に3つ。
・スペースの確保
・水の管理
・地温の調整
まず、「スペースの確保」について。
さつまいもは、苗から伸びた根っこに実がみのります。
そしてみのった実はどんどん太ります。
石焼き芋で食べるような大きさか、
それ以上に大きくなるんです。
十分に大きく太れるようなスペースを、
うねを立てることで確保しています。
次に、水の管理。
これは2つの役割があります。
①保水
②排水
です。
保水は、マルチを被せることが前提です。
マルチは通気口がありません。
土が含んでいる水分が抜けにくく、土が乾きにくいんです。
さつまいもも僕ら人間と同じで、
水がないと生きていけません。
特に育つ時期は、梅雨をすぎた真夏!
土が乾いてしまってはアウトです💦
保水してさつまいもの生育を促すんですね。
めっちゃ大事です!!
そして排水。
うねを立てると、水はけがよくなります。
余分に水を含みにくくなるので根腐れを起こしにくくなります。
根っこが腐ると、死んだも同然。。
そのまま葉っぱの方もダメになって、
そのさつまいもは育たずぽっかり間が空く。
なんてことも、意外と散見されるんです。
そうならないためにも、水はけをよくすることも大事なんです!
雨が降ると、当然水がたまります。
うねを見てみると、うねとうねの間に隙間がありますよね?
ここが僕らが通る道になると同時に水路にもなっているんです✨
特にこの畑は山の上なので傾斜があります。
下るほうに向かって水が流れてくれます。
そして、流れた先にはさらに排水溝をつくって、
畑の外にはき出せるようにしています。
保水も排水も、
さつまいもを守り育てるための工夫なんです♪
最後3つ目は、地温の調節。
地温とは、読んで字のごとく地面の温度です。
黒マルチを被せてちおんをある程度保持できるようにしているんです。
僕らも寒すぎると体が冷えて動けなくなるし、暑すぎてもバテる。
つまり、すごしやすい気温がありますよね。
さつまいもも同じです。
気持ちよくそだつ快適な地温を保ってあげるというのを、
うねとマルチを使って実現しているんです。
いかがでしたでしょうか?
今回は、
トラクターで畝を立てていく様子と、
うねを立てる理由についてお話ししました。
トラクターの後ろのロータリーに黒マルチを取りつけて、
ひたすら畑の上を走ります。
そうしてたったうねは、
①さつまいもの育つスペースを確保する
②保水と排水をする
③地温を調節する
という3つの役割があります。
こうした工夫をしてやっと、
夏の間にすくすく育って、
秋にはおいしい焼き芋が食べられるんですね♪
まだ、苗植えが終わっていないので、
がんばります!笑
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Youtubeに動画をアップしています✨
ぜひご覧ください♪
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